「一人が世界を変える・一人から世界が変わる」 実践の学びを発信する仲間の集い「夢をもって楽しく生きる会」です!

T49-090314

開催記録

第49回 幸塾月例会 2009/3月度

3月の月例会ゲストは、幸塾事務局員でもおなじみの根本佳代子さんとミネラルの第一人者、川田薫さんでした。根本さんの「芋からの伝言」を、川田先生は参加者と一緒ににこにこ頷きながら聴かれていました。ご自身の講演のはじめの言葉は、
「今日の結論のところを根本さんがお話しされているのでびっくりしました」と。
これがゲストを複数お招きしたときにいつも起こる不思議なシンクロニシティ。お陰で川田先生からは、そのまた奥のお話まで頂戴することができました。

根本佳代子さん「芋からの伝言」

根本佳代子 講演風景 根本佳代子 芋からの伝言 

江本勝先生の「水からの伝言」からヒントを得て、お芋を育てる実験をしてみたことから生まれた感動と驚きのエピソードをお話くださいました。
ご近所のスーパーで買ってきたサツマイモをふたつにサックリ。
ひとつを「サツマくん」、もう一方を「いも子ちゃん」と名づけ育てました。「いも子ちゃん」の方にはありがとうシールをペタッ。さあ結果はいかに。
そしてお話はそこでは終わりません。成長した「いも子ちゃん」をプランターに移してからの物語が圧巻です。土壌の微生物とお話したり、いも子ちゃんの葉っぱを「美味しい!」と食べているバッタちゃんともお友達になります。微生物、虫や植物とのコミュニケーションはやっぱりできるんだ! と確信させてくれる内容。そして最後は、いも子ちゃんからのメッセージを俳句で受け取ったという、まさにタイトル通り「芋からの伝言」でした。


川田薫さん「生命誕生から見えてくるもの」

川田薫 講演風景 川田薫 

『マウスとおまえの命はちがうのか?』・・・講演レポート

 ドクター川田は、はっと後ろを振り向いたが、だれもいなかった。ミネラルに着目し、地球上での生命誕生を再現した彼は、生体に生命、すなわち命・エネルギー体が宿ることを確信していた。エネルギーが宿るということは、かならず質量に影響するはず。ならば、生きているときと、死んだときの重さをはかれば、きっとなにかが分かるはずだと直感していた。しかし、自分が死んでみるわけにはいかない(笑

(マウスの実験でためしてみるか。。。)

 そう思った瞬間だった。落ち着いた紳士が、「マウスとおまえの命はちがうのか?」と問いかけたのだ。 川田は、「えっ」と後ろを振り向いたが誰もいなかった。確かに聞こえたような気がしたが、気のせいだったかもしれない。

(しかし、考えてみれば、マウスも、俺も、同じ命だ。自分の都合で殺めるのはよそう)

 彼の研究所は、日本の最先端の研究機関が集うつくば研究学園都市にある。そのなかの施設では、当然に「医療」「食」「生命」の研究のために動物実験も繰り返されている。

(そうか、動物実験の施設からマウスをもらってこよう。
 いずれ研究で命を全うするマウスたちだ。。。)

 そう閃いた瞬間だった。あの時と同じ紳士が「手を下すのが、自分じゃなければいいのか?」とまたささやいたのだ。ズシーンと胸に突き刺さる。おそるおそる振り向いたが、こんども背後に誰もいなかった。しかし川田は、確信した。これはメッセージだ。神様が、自分へメッセージを投げかけているんだ。とっさに、この研究へかける思いを、見えない紳士へと叫んだ。

「この実験は、命の存在を人類に伝えるものになります。
 人類が、生命というエネルギーの存在に気づけたとき、
 いまの無益な争いなどもなくなると思います。
 そのために、今、この実験をやらせてください」

「・・・」

見えない紳士は、沈黙した。

====

上記は、講演内容の一部の物語風アレンジです。
講演では、ミネラルから生命体を生み出したプロセスからじっくりお話を頂戴しました。
上記の後、実験は仮説からの予想通り「生命」の質量を計測しました。
そして後半は、よりすばらしい人生を歩むコツを伝授いただきました。

文責 菅原


開催概要

昨年から「食・農・いのち」をキーワードに月例会を企画してきましたが、面白いように先駆者たちに出会わされます。3月は、理学博士の川田薫先生をお招きします。川田さんはなんと、太古の地球の状態を再現し、ミネラルの働きに着目することで生命誕生の瞬間にふれたという驚きの実績をお持ちです。その神秘的な真実を心深いところで受け止め、世の中に発信されてきましたが、少し時代を先取りしすぎたのでしょう。今改めて川田さんのお話に耳を傾けます。

3/14(土)12:30開場 13:00開演
13:15-14:15
『 芋からの伝言 』
Colordrops代表/ 俳句の森「蒼の会」主宰

船井勝仁

日本語教師を経てカラーセラピストとして独立。カラー講座講師として、パーソナルカラー診断、塗り絵セラピーなど、色の持つ力を通じてより幸せな人生を応援している。また俳句では、日本語の言霊の存在をお伝えするとともに「俳句と親しもう!」と提唱。グリーンオーナープロジェクトとの出会いから、サツマイモを使って、江本勝氏の『水からの伝言』を参考に実験をしてみたところ、動植物などとのコミュニケーションができることや言霊の存在、その力に改めて気づかされ衝撃をうけた。著書 「カラーでしあわせ。」、句集「恋ごころ」(新日本文芸協会刊)。

14:35-16:05
『 生命誕生から見えてくるもの 』

川田薫さん 有限会社川田研究所 理学博士 

川田薫

昭和9年生まれ。東京理科大学物理学科卒。東京大学地震研究所・物性研究所を経て、三菱金属中央研究所に入社。勤務のかたわら、科学技術庁、通産省などの評価委員、研究員を歴任後、昭和63年に独立。平成3年、科学技術庁の外郭団体「科学技術振興事業団」の『さきがけ研究21』にて、ミネラルの研究を行う。さまざまなミネラルの作用を発見し、その成果を応用した生命起源の探究で注目を集める、気鋭の生命科学者であり。鉱石ミネラル研究の第一人者としても知られる。著書に『生き方を創造する生命科学』(たま出版)、『生命の正体は何か』(河出書房新社)などがある。



生命体の発生・成長の謎に迫る
(前略)…あらためて、生命体とは何かを考え直す必要が出てきた。発生したものが動き始めるには、そこに何か特殊な作用が働いたためだと考えなければ説明がつかない。しかし、この特殊な作用の正体が分からないまま、私は大いに悩み続けた…(後略)
(前略)…ともかくいえることは、生命体が発生してからある時間がたつと、その生命体らしきものに、動き出す原動力となるなんらかのエネルギーが移入したということだ。…(後略)
著書『生命の正体は何か』(河出書房新社、1997年11月刊)より


16:20〜17:10 参加者交流会
 同会場にて 費用別途 2000円(ゲストの先生がたも参加されます)

  • 場所 芝オープンルーム
        〒105-0014 東京都港区芝3-4-11 芝シティビル5階幸塾内

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